指導と評価の一体化
学習評価におけるキーワードの一つですね。
評価は、成績をつけるためだけに行うのではなく、
教師が自分の指導を見直すため
生徒が学びを実感し、次の学習に向かうため
に行うものです。
そして、指導と評価の一体化を図るとは、
「学習した(教えた)」「はい、終わり」「はい、次」
としないようにすることだと思います。
例えば、方程式の解き方を学習して、小テストとかしますよね。
そして、それを教師が採点して、成績のために記録して、返却して・・・。
返却するころには次の内容や単元に進んでいて、みたいな流れではないですか?
(恥ずかしながら、私はそうでした)
でも、そうではなくて、
返却したら、もう1回解き直す時間をとったり、解き方をまとめたり、教師の手ごたえよりできていなければ、解き方を再度指導するなどしよう、ということだと思います。
でも、これをしようと思うと、授業を1時間ずつ考えていてはできない、ということです。
だから、単元計画を立てる段階で、評価の場面を設定していく必要が出てくるのですね。
上の方程式の例では、2時間の授業で
1時間目
方程式の解き方を指導する→小テストを行う→回収して、採点(評価)
2時間目
小テストを返却→解き直し→解き方をまとめる
のような流れが考えられると思います。
この評価を間に挟むことで、解き方をまとめる学習がより生徒主体で行えるようになると考えられます。
※個人的な考えです。ご意見等いただけると、勉強になります。